発酵のぎもん vol.7
我が家では毎日欠かせないぬか漬け。継続すると効能のすごさを実感します。
そもそもぬか漬けとは、玄米を精製するときにでる米の表皮や胚芽を乳酸発酵させて野菜など漬けたもの。その米ぬか自体に、ビタミンB1.B6はじめ食物繊維や鉄、ナイアシン、マグネシウムなどのミネラルもたっぷり、そこに漬け込むことによりお野菜の栄養価もどーんとアップします。
以前お会いしたぬか漬け店の80代のおじさま。肌も艶々プリプリ、腕立てもスクワットも軽々やってしまう若さ溢れる姿に仰天してしまいました。ぬか漬けを毎食召し上がっているとのこと。ご本人を前にすると説得力ありまくり。
自家製ぬか漬け
(カブ・カブの葉・ゴーヤ・大根・人参)
ぬか漬けの乳酸菌は、ヨーグルトの乳酸菌と比べても胃酸に強く、その生命力の強さが格段に違うとのデータもあります。腸内環境が整うことで、悪玉菌の繁殖を抑え、お通じの改善や免疫力アップ、そしてがんの予防にも役立ちます。
ただ残念ながら、スーパーで売っているぬか漬けには乳酸菌は殆どいないとの事。理由は菌が生きているとどんどん発酵してパックが膨らんでしまうためで、熱で殺菌せざるを得ないわけです。
自家製ぬか漬け
(オクラ・切り干し大根・昆布・チーズ)
そこで自宅でぬか漬け。
確かに手作りぬか床は数週間〜1か月ほどの準備期間が必要でハードル高く思いますよね。しかし市販のぬか床を使えば買ったその日から漬けることができ、さらに冷蔵庫に保管するキットは毎日のかき混ぜも不要。なんて便利な時代なのでしょう。
漬ける時間で味わいも変わり、料理のアレンジ幅も広がるぬか漬けは本当に奥深い食材です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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2022.02.03 11:38