発酵のぎもん vol.1
発酵食品のスタートって?
発酵食品のはじまりは「酒」
発酵が微生物の代謝による作用だと確立されたのはほんの100年ほど前ですが、顕微鏡もないはるか昔から発酵食品が食されていたといいます。
発酵の起源は諸説ありますが、古代エジプト文明下、果物が自然発酵してできる「猿酒」だという説が濃厚で、その後ワイン製造の形跡が出土しています。
日本では縄文時代、木の実や穀物を口に含んでかみ、吐き出して溜めたものを発酵させる製法で「口噛み酒」と言われていたようです。それが神事に使われる場合には「神酒(みき)」と呼ばれていました。
発酵食品のスタートは、自然の力による偶然の産物だったということですね。
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